責めるのは容易い。非難することは誰にでもできることです。でも、ただ責めるだけで正しい道を教えてあげられないのなら… | 本で出逢った感動の名言

華胥の幽夢 十二国記
著者: 小野 不由美
ISBN:4101240604 / 発売日:2013-12-24
出版社.: 新潮社

本で出逢った名言・名セリフ

責めるのは容易い。非難することは誰にでもできることです。でも、ただ責めるだけで正しい道を教えてあげられないのなら、それは何も生まない。正すことは、何かを成すことだけど、非難することは何かを成すことじゃないんだって

「華胥」(「華胥の幽夢」内の短編) より

そのセリフに感銘を受けた理由

ある架空の国で、腐敗政治に憤りを覚えた若者が革命を起こして王を倒し、自ら王になり理想の政治を行おうとするのですが、失敗し倒れた時に側近が語った台詞です。私たちは普段ニュースなどで理不尽と感じる事態に遭遇したとき、悪いと思う方をただ非難することがありますが、ただ責めるだけでは事態を良い方向に向かわせることはできない。

それよりも「こうしてみてはどうだろうか」と提案する方が建設的ではないか。そう改めて考えさせてくれた台詞でした。様々な提案をまとめて決断・実行することは簡単ではありませんが、トップの決断にただ従わなくてはいけない、反論も許されない状態よりはよほどいいですし、その機会を与えられてる立場に身を置いてることは素晴らしいことだと思います。

回答者:40代 女性

華胥の幽夢 十二国記
著者: 小野 不由美
ISBN:4101240604 / 発売日:2013-12-24
出版社.: 新潮社

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