おこるときは、おこらなきゃ | 本で出逢った感動の名言

ハッピーバースデー
著者: 青木 和雄
ISBN:432307056X / 発売日:2005-04-18
出版社.: 金の星社

本で出逢った名言・名セリフ

おこるときは、おこらなきゃ

ハッピーバースデー より

そのセリフに感銘を受けた理由

読書は好きな方で、これまで、電子書籍も含め、なん十冊とよんできました。この中でも、印象深く残ってるのは、やっぱり、ハッピーバースデーです。

出会いは、たぶん、この本の長編アニメを見たとき。そのときは、まだ幼くぼーと、ただ、ぼーと、眺めてました。そのあと、図書館で見つけた小説。当時、自分もいじめに会っていて、親にも相談できず、いつもいた友達にもシカトされて、周りは敵しかいない、そう、思っていました。

そんなとき、この本に再開しました。

私は、苦しくなると、無意識におなかを抱き締めるようにさわる癖があるみたいなんてすが、あすかも喉をギュッとつまんで、気付いてって、話を聞いて、私はここにいる、そう主張したいのにできないもどかしさに共感しました。「おまえなんか、生まなきゃよかった」この一言に衝撃を受けました。私は幸い、言われたことはありません。でも、いじめを受け、周りが敵と思っていた当時は、「私は、生まれてこないほうがよかったんじゃないか」そう、思ってました。

両親に、兄に、精神的暴力を受けていたあすか。そんな中、兄があすかの苦しみに気付き、祖父母の元にいかせてくれます。祖父母の元で少しずつ、感情を表に出すことを覚えていきます。祖父母のもとから戻ったとき、なんとなく、一回りも、二回りも大きく成長したような気がしました。転校先のクラスでいじめられているクラスメイトに言った「おこるときは、おこらなきゃ」この一言には、あすかの体験が含まれていると思います。

私は、この一言に救われました。

大げさかもしれないけど、今こそ、社交的と言われますが、本質は、きっと、昔と同じで親にも、友達にも、周りにも自分の言いたいこと、やってほしいことを言えずグッと内にこめてしまえ私に、この言葉は、本は、感情出していいよって背中を押してくれます。

迷ったとき、苦しいとき、何度も読み返し、泣いて心をスッキリさせ、また頑張らせてくれる、そんな本です。

回答者:20代 女性

ハッピーバースデー
著者: 青木 和雄
ISBN:432307056X / 発売日:2005-04-18
出版社.: 金の星社

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