絶対、絶対、絶対、絶対、絶対、絶対、あきらめるな | 本で出逢った感動の名言
本で出逢った名言・名セリフ
絶対、絶対、絶対、絶対、絶対、絶対、あきらめるな
十二番目の天使 より
そのセリフに感銘を受けた理由
この本は、リトルリーグの話で、人生で最愛の妻と子供を一度に事故で亡くした主人公が、リトルリーグの監督になり、自分を見つめなおし、成長していく物語です。野球のルールがわからない人向けなのかはわかりませんが、表紙の裏にルールが簡単に説明されていました。
好きなフレーズが先に上げたものの他にもうひとつあります。『毎日、毎日、あらゆる面で、僕はどんどんよくなってる』この言葉を語ったのは、ティモシーという、男の子です。彼は、リトルリーグ選抜に一番最後、つまり、12番目に選ばれました。体も他の選手達より小さく、足も遅く、正直、チームのお荷物、そんな男の子です。でも、人一倍、練習熱心で、明るく、困難に立ち向かっていく様に、少しずつ、チームメイトも感化され、最後はムードメーカーになり、彼の口癖、『絶対、絶対、あきらめるな』は、チームの合言葉になります。
唯一、チーム内でヒットを打っていない彼がヒットを打ったときは、私も良しっておもいました。そんな彼には、秘密がありました。読み進めるうえで、彼の家が裕福でないのは、わかりました。彼は、脳に腫瘍があり、それも手術ではどうにもできないと主人公が知ったとき、私は愕然としました。そして、自分に置き換えたとき、私だったら、すべてを知って、リトルリーグで同年代の子供たちとプレーできるだろうかとおもいました。できません。たぶん、割りきれないと思います。
だって、自分は、いつ死ぬかわからないのに、彼らは元気でやりたいことができる、これからも続けられる。そう、ひねくれた考えをするでしょう。でも、ティモシーは、毎日を感謝し、自分を鼓舞し、精一杯生きる姿を見せてくれました。
私は、健康です。だからこそ、彼のように、今を精一杯生きて、周りに感謝し、明るく生きていきたい、そう、思える本でした。
回答者:20代 女性