恋愛とはね、人にとってある時期、生きるということとほぼ同義になるものです。もちろん生きるということは恋愛がすべてではない… | 本で出逢った感動の名言

窓際の死神(アンクー)
著者: 柴田 よしき
ISBN:4101396248 / 発売日:2008-01-29
出版社.: 新潮社

本で出逢った名言・名セリフ

恋愛とはね、人にとってある時期、生きるということとほぼ同義になるものです。もちろん生きるということは恋愛がすべてではないし、季節によって、生きることの中で何がいちばん大切かは変化します。しかし恋愛は、ある時期が来ると、他の何より大切になることがままある。そんな季節に恋愛に真正面から向き合えないというのは、生きることに対して真正面から向き合えないということなんですよ

窓際の死神 より

そのセリフに感銘を受けた理由

わたしは恋愛に臆病になった結果、一番大好きで、心の底から愛している人との関係をだめにしてしまいました。その時に読んだ本の中で、この一文に出会い、自分に何が足りなかったのかを知りました。

わたしが大好きなその人は、生きることに真正面から向き合い、作品を生み出すようなひとでした。そんなひとにとって、恋愛にも、人生にも、真正面から向き合えないままの女子大生気分を引きずったわたしは、さぞやいらつく存在だったことでしょう。このセリフがいうように、わたしは、恋愛に、そして、生きることに、真正面から向き合えなかった過去があります。

そのことに気づかせてくれたこの一文を胸に抱き続け、次に心の底から愛する人があらわれたときには、真正面から向き合える自分でありたい、そう思うのです。

回答者:20代 女性

窓際の死神(アンクー)
著者: 柴田 よしき
ISBN:4101396248 / 発売日:2008-01-29
出版社.: 新潮社

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