【書評】毎日が退屈だと感じている人に、是非読んでいただきたい一冊 | フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣~


まず本書のタイトルを見て、「本当にフランス人は10着しか服を持たないのか?」といった疑問が浮かぶのは間違いありません。フランスといえばファッションの最先端を行く街「パリ」のある国です。そんな国で10着しか服を持たないなんて、余程苦しい生活をしているのでは?と想像してしまいますが、決してそのようなお話ではありません。

本書に出てくる家族はとてもストイックで、小さな喜びを見出すのがとてもお上手で、幸せ溢れる日常を過ごしています。そんな生活の中に飛び込む、カリフォルニアの女子大生による非常に濃密な経験談が繰り広げられています。まず、この家族は日本でいう「断捨離」に近い感覚を持った人々であり、どんなものであっても質の良いものにこだわりを持ち、毎日を大切に暮らす家族です。

そんな日常を描いた本書に、私もこの女子大生と同じ新鮮な気持ちを本の中で体験し、気持ちのよい毎日を送りたいと強く思いました。

回答者:20代 男性


あわせて読みたい