【書評】今後の日本企業に求めれるものは生産性です | 生産性
大手外資系コンサル企業・マッキンゼーの元採用担当である伊賀泰代さんの書籍です。日本企業の「生産性」に関する問題点を論じております。本著における「生産性」の定義は「投入した資源を効果的に活用し、どれだけ高い成果を得られたかの指標」です。
例えば事業の収益性が高くても労働時間が長かったり、労働力の供給が需要に追いついていない(いわゆる人手不足)の企業は「生産性が低い」とみなされます。高度成長~2000年ぐらいまでは人口が増加しておりましたので、資源を大量に投入するというやり方も通用しておりました。
しかし現在のように人口が減少し、労働力の需給バランスが崩れている状態では上記のようなやり方は通用しません。つまり限られた資源を効果的に活用できる高い生産性を持った企業および人材が、今後の社会では求められていくというのが筆者の主張です。
自分は生産性のある仕事をしているか?と言う視点は得ることができた良著です。自分の生産性を見直すことに役立ちます。
回答者:20代 男性
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