読むと自分が若さを無駄遣いしているのではと思わせる主人公たちの奔放さ | 読むと旅に出かけたくなる本
読むと自分が若さを無駄遣いしているのではと思わせる主人公たちの奔放さ
『オン・ザ・ロード』 より
この本は本能のままにアメリカ大陸をさまよう若者たちが描かれています。ノリはセックス・ドラッグ・ロックンロールのまんまで、明日はあの町に泊めてくれる友達がいるから行こうみたいな軽さで100キロ単位を車で横断してしまいます。
主人公たちは自分たちは何者でこれからどうなるんだろうという若者らしい悩みは持っているのですが、そんな悩みとは関係なく、とりあえず楽しそうな方へ旅し、飽きたからと旅を辞め、また仲間に誘われたからと旅を始めるというむちゃくちゃな日々を送っています。
この本を読んでいると、自分が小さな悩みで足を止めているのが馬鹿らしくなってきます。悩むことと行動することは同時並列的にできるということを教えられ、とりあえず気の向く方へ旅しに、できれば広大なアメリカ大陸を気のいい仲間たちと旅したくなる小説です。
回答者:20代 男性
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