2018年1月16日 小説 【書評】これを読めばあなたも哲学者!分かりやすい哲学と小説の世界が融合した奇跡の物語 | ソフィーの世界 この本は基本的には児童書に分類されますが、内容としては「哲学」を扱っており大人の方でも十分に学びと楽しみがある小説です。 なかでも一番私自身が一番学んだのは物事の“見方”です。哲学というとどうしても難しいイメージがありま […]
2018年1月16日 小説読んで役に立った本 【書評】人との間で傷つくことがあっても、人生は何度だってやり直せると実感させてくれます。 | 天国はまだ遠く 仕事で嫌なことがあったり、人間関係がうまくいかなくなった時期にこの作品を読んだら、すっと心が軽くなるような気がしました。 「みんな頑張っているんだから」とか「そんなことよくあるよ」というような言葉にすら傷ついてしまうよう […]
2018年1月15日 小説読んで役に立った本 【書評】ただ読んでもおもしろいけど、アンの突拍子もない行動から、自分を見つめられます。 | 赤毛のアン 赤毛のアンは私にとって中学生から高校生の頃、自分という人間ができていく中で大変役立ちました。主人公アンが、口うるさい近所の婦人に髪色のことを悪く言われて、激高し、謝るのをさんざんしぶった上で謝りに行く場面があるのですが、 […]
2018年1月13日 小説読んで役に立った本 【書評】子育てにつまずいたときに励みにもなります。 | とんび 子育てに困った時に、やっさんみたいな不器用な親もいることと自分の不器用さに重ね合わせます。やっさんも頑張ってるんだから、私も頑張ろうと思える本です。子を思う気持ちはかわらないだなと思えます。 小学校前の出来事でやっさんが […]
2018年1月11日 ノンフィクション小説読んで役に立った本 【書評】村上春樹が見たヨーロッパの風景と『ノルウェイの森』執筆の舞台裏に注目! | 遠い太鼓 この本は、今や世界的な作家としてその名を轟かせている村上春樹の旅行記です。40才を目前にした村上さんが、ヨーロッパの各地を旅しながら『ダンス・ダンス・ダンス』『ノルウェイの森』そして短編集『TVピープル』といった初期の代 […]
2018年1月8日 小説読んで役に立った本 【書評】冒頭から新しい!心に寄り添うファンタジー小説。森絵都さん作品の金字塔、必見です! | カラフル この「カラフル」という書籍を僕が読んだのは小学3年生のときでした。その時の自分には少し難しいかなと思える内容でしたが、なぜかずっと記憶に残っている作品で、当時の一番好きな本でした。 小学6年生のときに、カラフルの映画化が […]
2018年1月7日 小説読んで役に立った本 【書評】人生は一度きり、だからこそやらなきゃいけないことがある。 | 凍りのくじら 仕事上のトラブルが続いて、鬱になり不安障害パニック障害を患った際に、この本に出会いました。仕事を休職して、テレビや映画鑑賞に飽きているときに、本を読むことを薦められて読みました。 500ページを超える長編小説であるこの本 […]
2018年1月5日 小説読んで役に立った本 【書評】様々な人生で生きて行く上で心がけて欲しい教訓になる本です。 | ラッシュライフ ラッシュという単語は切り刻むという狂気の言葉であるのに対して、豊潤という対照的なポジティブな意味でもあります。 この小説では、複数の主人公がおり、狂気的な人生を生きている人、無職になっても懸命に生きている人、定職には付か […]
2018年1月4日 ノンフィクション小説読んで役に立った本 【書評】芥川の歴史がわかりやすく書かれていることです。 | 芥川龍之介大事典 現在、大学で文学研究を行っています。文学のなかでも近現代の代表的な作家である芥川龍之介の作品研究に力を入れているため、この書籍はとても役に立ちます。 この書籍には芥川龍之介の作品だけでなく、芥川の生い立ちや経験したことが […]
2018年1月4日 小説読んで役に立った本 【書評】空自に興味がある方におススメです。ブルーインパルス好きには必見! | 空飛ぶ広報室 元々ドラマを見て原作を読んでみたくなったのと、この本を書いている作家さんが好きで購入しました。 恋愛の小説ではありますが、今まで空自に興味なかった私でも読みやすい内容でした。中でも空軍、空自の違いが役に立ちました。何気な […]
2018年1月3日 ノンフィクション小説読んで役に立った本 【書評】ビジネスマンに必要な教養を高めるのに便利な一冊 | あらすじで読む日本の名著―近代日本文学の古典が2時間でわかる! グローバル化が進み、様々なバックボーンを持った人と仕事をしなくてはならない事が多くなってきています。その中で、必要な資質として、教養がクローズアップされてきています。 欧米では、大学進学時にリベラルアーツを学ぶのですが、 […]
2017年12月29日 小説読んで役に立った本 【書評】死ぬかと思ったこころのそこから笑える話が満載です。 | 死ぬかと思った さまざまなシチュエーションにおける死ぬかと思った瞬間を200万万ヒットしたwebやぎの目の人気コーナーから厳選した文庫本です。わたしがおすすめな話が用を足している最中にゴキブリが突進してきたなどの笑えるものからつるはしを […]
2017年12月27日 小説読んで役に立った本 【書評】この本は、経営者と従業員のための教科書です。 | 海賊と呼ばれた男(上) 主人公の国岡鐵三とその従業員の仕事に対する思いや、責任感、使命感を持って働く姿に共感しました。 戦後日本は度重なる空襲や、爆弾投下によって多くのものが根絶やしにされました。このような壊滅的な状況下において、多くの人が下を […]
2017年12月26日 小説読んで役に立った本 【書評】犯罪を知る上でも人間を知る上でも最重要の一冊 | 模倣犯 私はこの小説を読んで、メディアで報道される事件を考える上で、自分自身では思いもよらなかった視点に気付かされました。 被害者、加害者、被害者遺族、加害者の家族、取材記者、そして事件を傍観する者……『模倣犯』は、多角的にカメ […]
2017年12月22日 小説読んで役に立った本 【書評】酸いも甘いも、生きていればこそ。心星を追いかけて、生きる姿に号泣間違いなし。 | みをつくし料理帳シリーズ 男社会の中で、女の細腕で未来を切り開いていく主人公を見ていると、自分にも何か力があるような気になれ、仕事をする勇気を貰えました。 また恋愛は江戸の昔も現在も、気持ちは変わらないものだと感じました。年頃の女性が様々な恋愛模 […]
2017年12月22日 小説読んで役に立った本 【書評】言葉と身体をめぐる哲学的主題が大阪弁の饒舌な文体で軽妙に語られている点に注目! | 乳と卵 言わずと知れた川上未映子の芥川賞受賞作。もし小説が、ふだん私たちが日常なにげなく通り過ぎている事柄に対する違和感を気付かせる「声」の役割を担っているのだとしたら、現代の日本人作家のなかでこの作者ほどその違和感に気付くすぐ […]
2017年12月21日 小説読んで役に立った本 【書評】スクールカーストの本質を考えるのに最適な本 | 桐島、部活やめるってよ スクールカーストをテーマにした小説は数多くありますが、その中でも朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』は群を抜いて読みやすく、また後味の良い作品だと思います。 バレー部の桐島という男子生徒が部活をやめるといううわさをめぐっ […]
2017年12月19日 小説読んで役に立った本 【書評】一人の男の生き様と生涯を繊細に描いた一冊です。 | 峠 生きる上での目的をしっかりと持ち、幕末の世を生きた河井継之助という人物の生涯が描かれています。フィクションではなく、実際にいた人物だからこそ真実味があり、心に響くものがあります。 行動することの大切さと極端に生きることの […]
2017年12月19日 小説読んで役に立った本 【書評】幼い女の子がどん底から周りの助けを受け止め強くなるところがグッときます。 | ハッピーバースデー この本は親に可愛がってほしいが嫌われているストレスから声が出なくなってしまう小学生の話です。私もこの主人公のように学生時代親の顔色を伺って何事にも反抗をしず言うことを聞き続けていました。その結果ストレスをため込み、精神的 […]
2017年12月16日 ビジネス書小説読んで役に立った本 【書評】マネジメントを通して組織(それも高校生)がどんどん磨かれていく様が非常に面白い | もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 全くの無知な状態からビジネスに興味を持ち始めて、まず最初にわかりやすく書かれた書物…と手にしたビジネスに直通する本がこれでした。 ビジネス、マネジメントがこんなにも人間関係、組織関係に共通するのか!と非常に衝撃を受けたと […]
2017年12月16日 ビジネス書人文・思想小説読んで役に立った本 【書評】バターはかけがえのない存在であるし、キツネも猫もかけがえのない存在である | バターはどこへ溶けた? ビジネス書や自己啓発本などは、自分の可能性を高めることや意識の向上ばかりを目指しているような感じがしてしまい、息苦しさを覚える内容だと思っていました。この本はそういった「意識高い系」の内容からいったん離れ、自分の生き方を […]
2017年12月15日 小説読んで役に立った本 【書評】ライフスタイルは1つじゃない! | ホテルジューシー 私はずっと関東に住んでおり、親戚も関東圏、沖縄での生活というものを全く知りませんでした。修学旅行で別の旅行地に行ったこともあり、沖縄にとても憧れがあったのだと思います。 そんな中で高校時代にこの小説に出会い、主人公が沖縄 […]
2017年12月11日 小説読んで役に立った本 【書評】現代の「就活生」のリアルを代弁してくれた、直木賞受賞作。 | 何者 まさに就活の真っ最中だった頃にこの本を読み、じんわりと、救われました。 読み終わった直後は、就活生ならではのギスギスした友人関係や深層心理をズバリ暴かれてしまったショックに見舞われたのですが、同世代がそれぞれ胸の内に密か […]
2017年12月10日 小説読んで役に立った本 【書評】子供から大人まで、知的好奇心をくすぐる哲学小説 | ソフィーの世界 小学生高学年くらいに親から勧められて読み、知的好奇心が芽生えるきっかけになった本です。プラトンから始まる思想哲学の基礎が、子供でも楽しく読めるようなファンタジー小説としてまとられているので、物語を楽しみながら哲学的な思考 […]
2017年12月10日 小説読んで役に立った本 【書評】誇りを持って生きられたら、希望を持って生きられたら、立ち止まって考えないと・・ | 終わった人 今まで、「仕事は生きる術であるだけで、生活の全てではない」と思いながらも、仕事中心に生きてきました。まだ、追い詰められていない余裕が、「先の事より今が大事だ」と考えている気持ちが心に宿っています。 けれども、それでよいの […]
2017年12月8日 小説読んで役に立った本 【書評】支配者とは誰なのか?システムは誰が支えているのか? | 一九八四年[新訳版] 自分の頭で考えることを学ぶことに役立ちました。 古典的なSFディストピア小説なのですが、集団への不満を感じつつ従う状況や、秘密を共有することで仲間を見つけた気分になる気持ち。 実際問題として現代の現実社会でも発生しそうな […]
2017年12月4日 人文・思想小説読んで役に立った本 【書評】人生に行き詰った時に、希望を与えてくれる作品です。 | イエスの生涯 遠藤周作がキリスト教をテーマに書いたこの本では、神の子といわれるキリストの人生が歴史的な証拠と共に解説されています。 カトリックのバックグラウンドを持つ遠藤は人生を通して信仰の在り方を模索したといわれています。彼のこの本 […]
2017年12月4日 小説読んで役に立った本 【書評】過去と向き合う勇気 | 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 人に知られたくない過去に蓋をして、今を淡々と生きようとしている主人公にまず共感します。 過去を引きずって、新しい出会いに臆病になっているところや、その中で日々の生活も悪くはないので、こんなもんでいいかと波風立てずに過ごし […]
2017年12月3日 小説読んで役に立った本 【書評】様々なことを考えるきっかけになり、簡単に実践できる内容が多く書かれて | 夢をかなえるゾウ 主人公はどこにでもいる普通で平凡なサラリーマンです。自己啓発本を読んでは自分を変えたいと長年思いながら、三日坊主でなかなか自分を変えることができませんでした。 会社の先輩の友人が開いたパーティに参加したことで、彼と自分の […]
2017年12月1日 小説読んで役に立った本 【書評】イギリスの食について考えるきっかけとなる本 | イギリスはおいしい イギリスに留学する前、イギリス関連の本をいろいろと探していたとき林望ことリンボウ先生の本と出会いました。イギリスを紹介する本は数々ありますが、彼の書いた本はどれも実体験から書かれていてとても参考になりました。 とてもユー […]