【書評】人との間で傷つくことがあっても、人生は何度だってやり直せると実感させてくれます。 | 天国はまだ遠く

天国はまだ遠く
著者: 瀬尾 まいこ
ISBN:4104686018 / 発売日:2004-06-23
出版社.: 新潮社

仕事で嫌なことがあったり、人間関係がうまくいかなくなった時期にこの作品を読んだら、すっと心が軽くなるような気がしました。

「みんな頑張っているんだから」とか「そんなことよくあるよ」というような言葉にすら傷ついてしまうようなときや、もう誰の言葉も素直に受け入れることはできないと思うようなときでも、疲れきってささくれた心をそっと優しく包み込んでくれるような作品だと思います。色んなことに傷ついて、もう誰とも関わりたくないと思うようなときこそ、主人公の心にとても共感できて、人との関わりの大切さや、自分自身が持っている底力を教えてくれるような、そんな印象を頂きました。

日常生活がうまくいっているときでも、この本を手元に置いていると安心できたり、つらいと思うことがあっても少し気持ちが楽になるような気がします。

回答者:20代 女性

天国はまだ遠く
著者: 瀬尾 まいこ
ISBN:4104686018 / 発売日:2004-06-23
出版社.: 新潮社

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