「夜になったら星を見てね。ぼくの星は小さすぎて、どこにあるのか教えられないけど。でもそのほうがいいんだ。ぼくの星は、夜空… | 本で出逢った感動の名言

星の王子さま
著者: サン=テグジュペリ
ISBN:4102122044 / 発売日:2006-03
出版社.: 新潮社

この言葉は、『星の王子さま』の終盤、王子さまと「僕」の別れ際のシーンで王子さまがいうセリフです。蛇に噛まれた王子さまがだんだんと弱り「僕」を一人残していなくなってしまう前に「僕」にこの言葉を伝えます。王子さまがいなくなった後もこの言葉のおかげで、「僕」は星空を見るたびに孤独ではなくなります。

どの星が自分の星かあえて教えないことで全ての星が輝いて見えることでしょう。最後の王子さまの優しい言葉に、読んだときは涙が止まりませんでした。また、読んだ後は私自身も星を見ると少し気持ちがほっこりするような気がしました。

一人の夜も、この世界に家族がいて友達がいて、目の前にはいないけれどいつもどこかで繋がっているという感覚がしてきます。ほんのりと優しく穏やかな気持ちにさせてくれる言葉です。

回答者:20代 女性

本で出逢った名言・名セリフ

「夜になったら星を見てね。ぼくの星は小さすぎて、どこにあるのか教えられないけど。でもそのほうがいいんだ。ぼくの星は、夜空いっぱいの星のなかの、どれかひとつになるものね。そうしたらきみは、夜空ぜんぶの星を見るのが好きになるでしょ……ぜんぶの星が、きみの友だちになるでしょ。今からきみに、贈り物をあげるね……」

星の王子さま より

星の王子さま
著者: サン=テグジュペリ
ISBN:4102122044 / 発売日:2006-03
出版社.: 新潮社

あわせて読みたい