九品蓮台に至らんと思ふ 欲心なければ 八萬地獄に落つべき罪もなし 生きるまでいきたらば 死ぬるでもあろうかとおもふ | 本で出逢った感動の名言
これは戦国時代の武将前田慶次敏益が生前に残した文章です。意味は極楽浄土でよき往生を遂げたいと欲する心もないが、八万地獄に落ちる罪も犯してはいない。寿命が尽きるまで生きたら、あとはただ死ぬというだけのことであろうと思っている。という意味です。
前田慶次という男を全部この言葉で表現できていると思っています。産まれてから死ぬまでずっとこの生き様だったのだなと感動し、私もこのように生きていければと思いました。また、その頃は仏教が盛んでしたでしょうし、極楽浄土に至らなくてもいいと思うのはさすがかぶき者といったところでしょうか。
ですがこの言葉一つでかぶき者とはただ人とは変わった衣装や髪型をしただただ人目を惹くだけを目的とするのではなくきちんここだわりを持って、自分の生きたいように生きる。これが前田慶次の素敵なところだと思っています。
回答者:20代 男性
本で出逢った名言・名セリフ
九品蓮台に至らんと思ふ 欲心なければ 八萬地獄に落つべき罪もなし 生きるまでいきたらば 死ぬるでもあろうかとおもふ
花の慶次 雲のかなたに より
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