何のために関ヶ原に来たのか、さっぱりわからない藩が三つある | 本で出逢った感動の名言
1600年。日本史史上最大の合戦・関ヶ原の戦い。義に応じた者あり、仕方なく付き合いで来た者あり、よくわからずに来た者あり、最初から裏切った者あり、勢いで裏切ってしまった者あり。そんな中、異彩を放つ者(藩)が三つあったと作者(みなもと太郎)は言います。
西側の大将であった長州藩は参謀の裏切りで結局戦闘はせず敗走、薩摩は意地を張っているうちに壮絶な退却戦を強いられ、土佐はただ見ていただけで敗走させられました。これらを作者は「何のために関ヶ原に来たのかわからない」と表現しています。
さらに面白いのがその250年後の幕末で、この三藩が中心となって徳川幕府を倒したのです。関ヶ原で負けて徳川に怨みを持つ藩はいくらでありますが、「なんのために関ヶ原に来たのかわからない」藩はこの三つだけです。実に面白い見方であると感心しました。
回答者:50代 男性
本で出逢った名言・名セリフ
何のために関ヶ原に来たのか、さっぱりわからない藩が三つある
風雲児たち より
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