[書評]自分でつくるセーフティネット~生存戦略としてのIT入門~
「自分でつくるセーフティネット」では、筆者がプログラマーなどの職業の人々がSNSを使ってセイフティネットをどのように構築していくのかといった事を述べています。
現代人は、会社に籍を置く事で、会社の上司や部下から様々な情報を得る事が出来ますが、籍を失うと自分で情報を対価にして自分で情報を得ていかなければいけません。
そのような時に、セーフティネットとしてSNSを活用していく事がプログラマーなどの職業に就いている人々には必要です。
SNSでは、他人が書いた記事で面白いと思った物を紹介して、自分なりのコメントを書いていき、ネット上で色々な人々と繋がりを持っていく事が出来ます。
しかし、そういう繋がりは、会社に籍を置くのと違い、全てにおいて自分で行なう必要があり、個人情報が集められると、監視される社会ではなく、企業から無視される社会になります。
もちろん、筆者の言う事に目新しさを感じない人もいますが、実際に起こっている事と照らしあわせて、筆者の言おうとしている事に関心があります。
何かを発言した瞬間に、その人に対する評価に繋がってしまうのが、SNSが広く使われるようになってきた社会における現象です。
雑学部分が面白いという一方で、後半は説経されているようだという書評もあります。
プログラマーなどだけでなく、現代社会全体に当てはまるという人々もいます。
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