チームで働くことの重要性 | SEのための「どこでもやれる力」のつけ方

SEのための「どこでもやれる力」のつけ方
著者: 野口 和裕
ISBN:4774133663 / 発売日:2008-01-26
出版社.: 技術評論社

SEやプログラマの開発業務は、個人のみならず、チームで動くことも多くなっています。

しかし、求められるレベルは個人で行っていた時ど同様、むしろそれ以上のものが求められており、どのような環境であっても100%の力を発揮することができることはフリーのSE等のみならず企業に所属するSE等であっても必須です。

今回書評する本はチームで活躍することが求められるようになったSE等がチーム内での作業を円滑にし、個人で開発を行っていた時又はそれ以上の成果をだして成功していくためのノウハウについて語られた本です。

この本はキャリア別にすべきことを具体的に述べています。本を読む前であっても新人時代に能力を上げる必要があることや、中堅時代に先輩、後輩関係の調整を行うことが必須になってくることやベテラン時代に次の自身の働き方を模索することが求められることはわかります。

しかし、具体的にどのようなことをどのような順番で行うべきであるかについてや努力をしているのに自分に合っていない場合や正しいがやり方を間違えて空回りすることもあります。

本書は作者の時系列に沿って書いてあるので、読みやすくかつ作者本人の具体例とともに自身も成長することができるので、わかりやすいです。特に中堅時代のところの管理職としての在り方についての章は育てることの意義から考えさせられます。

また、作者の方の人柄が前面に出た本で仕事に対してモチベーションが下がったときに読むととても勇気づけられます。

SEのための「どこでもやれる力」のつけ方
著者: 野口 和裕
ISBN:4774133663 / 発売日:2008-01-26
出版社.: 技術評論社

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