『引き金引いといて忘れろとか都合のいいこと言うなよ』 | 本で出逢った感動の名言
本で出逢った名言・名セリフ
『・・・・・・引き金引いといて忘れろとか都合のいいこと言うなよ』
植物図鑑 より
そのセリフに感銘を受けた理由
さやかと樹は最初の出会いはお互い何も知らず、さやかは樹の見た目に、樹は屋根があるところで休めると言った理由で1日一緒に過ごします。二人の生活感は全く違うものでしたが、さやかは惚れた弱みから樹の日常につき合っていきます。
読み進めてすぐにさやかの思いに読者は気づきますが、樹は紳士な態度を崩さずさやかと一緒の日常を過ごしていきます。話の中盤になるまでその姿勢は変わりません。そんな樹がついにさやかに対しての思い、感情を表にしたセリフです。
読者としてはもっと早く気づいてあげて、と思う所もありましたが、ここまで焦らしたことで樹がどれだけさやかを大切に大事に思っていたのか、その後のストーリーを読むととても理解出来るものになっていると思います。このセリフはそんな樹の性格を表した言葉になっていてとても好きです。
回答者:20代 女性
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