男性目線と女性目線の二部作。切ない大人の恋愛とイタリアの街

冷静と情熱のあいだ より

この本には男性目線（題名同じで作者は辻仁成さんです。）と女性目線（本書は女性目線）の2冊があり、片方だけでも楽しめますが、もう片方を読むと、一冊ではわからない内情や風景が楽しめる本になっています。

イタリアのフィレンツェが舞台になっており、読むだけでフィレンツェの曇り空や肌寒さなどが、あたかも知っているかのように感じます。特にドォーモの出てくる場面は日の光や空気が伝わってきます。その壮大な描写のイメージに私は、主人公と同じ世界が見たくなりました。ストーリーの切ない大人の恋愛とイタリアの街が、綺麗なだけじゃない恋愛とマッチしてします。

この作品は竹野内豊さん主演で映画化もされていますので合わせて楽しむ事もできます。おすすめの作品です。

回答者：30代 女性