【書評】「興味を持たせることが教育の基本」だと教えてくれる | キャッチャーインザライ
現在教員をしています。教員採用試験を受験時代に、教員養成セミナーという受験雑誌に、教員にオススメ本という特集でこの本が紹介されていたのが、この本との出会いです。
主人公のホールデンは青春期特有なの鬱屈した毎日を過ごしています。特に将来どうしたいという希望もない状態です。そんなある時、ある事件をきっかけに、自分がなりたいことは、ライ麦畑でたくさんの子どもが遊んでいる時に、もし誰かが崖から落ちそうになったら助けてあげるようなライ麦畑のキャッチャーになりたいという答えにたどり着きます。
このライ麦畑のキャッチャーというのは興味が教育の基本姿勢だと思います。ある程度の自由、発達段階に達した子どもたちに与え、その枠組みからはみだしそうになった時に手を差し伸べるのが理想的な教員のあり方なのではないかと、この本を通じて学ました。
回答者:30代 男性
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