君の人生はとっくに滅茶苦茶だけど・・・・・・、まあ、なにも、幸せになっちゃいけないってほどじゃあないんだよ。 | 本で出逢った感動の名言
本で出逢った名言・名セリフ
君の人生はとっくに滅茶苦茶だけど・・・・・・、まあ、なにも、幸せになっちゃいけないってほどじゃあないんだよ。
少女不十分 より
そのセリフに感銘を受けた理由
この作品の少女・Uは両親により虐待を受けた、典型的な不幸な女の子です。悲しいけれど、よくある話です。現代において少なくはないけれど、このセリフは、そんなUに対して精一杯の愛をこめた主人公・僕の言葉です。一般とものの考え方・価値観・趣味趣向が違う人のことを俗に「マイノリティ」等と呼ばれることが多いですが、そんな人たちに向けての言葉だと思いました。
特別容姿が良くなくても、才能がなくても、家庭環境が恵まれていなくても・・・それでも自分らしく誇りを持って生きていけるのだとこの言葉から学びました。同時に、作者である西尾維新先生の価値観や人生観、作品に対する思い入れも投影されているような言葉であると私は思います。
回答者:20代 女性
あわせて読みたい