自分にはできそうにないと思っていることに挑戦したくなります | 読むと旅に出かけたくなる本
自分にはできそうにないと思っていることに挑戦したくなります
アジアパー伝 より
この本は故鴨志田譲氏と妻である西原理恵子さんによる共著です。挿絵、漫画を西原さんで、文章は鴨志田氏が書かれています。
当時、何事もやる気がなくブラック企業で事務職をしていましたが、この本を読んで色々と考えさせられることがあり自分も新しいことに挑戦したいという気持ちが湧いてきました。
鴨志田氏がカメラマンを志しタイに渡るも身ぐるみ剥がされ、敢え無く帰国するもそれでもまた挑戦する姿勢に感銘を受けました。自分が鴨志田氏の立場だったら同じマネは絶対にできないと思います。このような決断をできるところには狂気を感じました。
それでも失敗することや危険を予想し、結局何もしないまま行動しないよりは何かをしたほうがマシだと思いました。ここで決断しなかったら10年後も同じことをしていたと思います。色々と反対はありましたが、仕事をやめる決断をしました。観光地にもともと関心がなかったので我を通して誰も行かないような国(モンゴルの山奥)を旅行し、無謀にもそこで就職しました。
今は欧州に住んでいます。あの時に捨て身と言えそうな決断ができて良かったと今では思っています。目標はあっても周囲の目が気になっている、自分にはできないのではないかと思っている・・・そういう人は自分自身が作中の鴨志田氏に重なって見えると思います。
あっという間に読み終えられる面白い本なのでぜひご一読ください。
回答者:30代 女性
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