【書評】半自給的農業と好きなことの両立という、ミニマムへ向かう時代に合った生き方の提案 | 半農半Xという生き方

半農半Xという生き方
著者: 塩見 直紀
ISBN:4789720659 / 発売日:2003-07
出版社.: ソニーマガジンズ

代々続く兼業農家なのですが、継ぐ立場にあるにも関わらず女性で独身です。祖父母が開拓し、父母へと受け継がれてきた田んぼに非常に愛着があるものの、ひとりで農業をやりとおす自信がありませんでした。

悩んでいる時、自分の代になったらどのようなスタイルで農業と関わっていけばよいのか、この本が一つの答を示してくれました。「半農半X」の「X」とは、自分の中にある「好きなこと・才能」です。農業をやりながら、好きなこと・才能をうまく生かし、地域のネットワークの一つとなって生きる。それが「半農半X」です。

農といっても出荷してお金をもらうのではなく、家族が食べるだけの安全でささやかな作物を自給する程度でよいのが魅力です。生きていけるほどでよいとはいえ、そんなにうまく好きなことでお金が稼げるかなど疑問を感じますが、生き方として惹かれます。こんな道もあるんだ、と目からウロコでした。

回答者:40代 女性

半農半Xという生き方
著者: 塩見 直紀
ISBN:4789720659 / 発売日:2003-07
出版社.: ソニーマガジンズ

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