【書評】ハガキ職人たちの職人技に酔いしれる1冊。 | バカサイ’13
天久聖一、せきしろ、椎名基樹著作とはなっていますが、実際のところは「週刊SPA!」に連載中の「バカはサイレンで泣く」に投稿された「ハガキ職人」と呼ばれる人々の傑作選であります。
この本の役に立ったところは、気分転換に最高な1冊だからです。
ブスのいる風景を集めた「ドブス百景」では「~しているブス」という、いわゆる定型文遊びなのですが、どうしてこれほどまでに面白くかつ豊富なバリエーションがあるのか不思議でなりません。
「そのまんま川柳」というコーナーでは、その名前の通り「だからなんだよ」と思わず突っ込んでしましたくなる「当たり前な川柳」が並べられているのですが、これも読んでいるうちにじわじわと面白くなってきます。
こういうところで腕を磨いて、放送作家やお笑い芸人になるのかと想像すると、少し胸が熱くなります。
回答者:50代 男性
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