本で出逢った名言・名セリフ

愛は祈りだ。

好き好き大好き超愛してる より

そのセリフに感銘を受けた理由

小説の冒頭の言葉です。「愛とは何なのか？」という問いに一言で答えられる人はそんなにいないと思っています。例え、その回答が一言であったとしても人それぞれの「愛のかたち」に委ねられることになると思います。なぜ「祈り」なのか、冒頭で説明が加えられますが作者の個人観であって、そのような考え方もあるとの受け取り方でした。しかし、読後「愛は祈り」なのだと思ってしまっている自分がいました。

日常的に「祈る」ことはありませんが、例えば遠方にいる家族を心配すること、これはひとつの祈りなのではないかと思いました。なぜ祈るのかといえば、それは自分が無力でなにもできないから祈るのでしょう。日常で個人の違いはあれど、そのようなシチュエーションに遭遇することはあると思いますし、なんとなく曖昧に捉えていた愛という概念は今も曖昧なままですが、おそらく自分にも愛は間違いなく備わっているのだろうと思わせてくれた言葉です。

回答者：30代 男性