時計というのはね、人間ひとりひとりの胸のなかにあるものを、きわめて不完全ながらもまねて象ったものなのだ。光を見るためには… | 本で出逢った感動の名言

モモ
著者: ミヒャエル・エンデ
ISBN:4001141272 / 発売日:2005-06-16
出版社.: 岩波書店

本で出逢った名言・名セリフ

時計というのはね、人間ひとりひとりの胸のなかにあるものを、きわめて不完全ながらもまねて象ったものなのだ。光を見るためには目があり、音を聞くためには耳があるのとおなじに、人間には時間を感じとるために心というものがある。そして、もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないもおなじだ。

モモ より

そのセリフに感銘を受けた理由

この本は、「時間」という形のないものの大切さを人々に想起させるような話です。その中で、時を示す時計のことを人間の内にある形のないものの象徴だと言い、五感ではなっく心によって人は時間を感じると言っています。

形のないものを心で感じる、という考えがそもそも私にはないもので、言葉にするとそれが至極当然のことのように思えてしまいました。時間という概念は誰もがもっているものですが、果たしてそれをきちんと意識している人がどれだけいるのかとこの言葉を読んで考えたのを覚えています。

意識していなくても勝手に存在し、流れていく「時間」という無視してしまいがちな概念を読者に伝えており、さらに人はそれを心で感じるものとして表しているため、その感性に感動しました。

回答者:20代 女性

モモ
著者: ミヒャエル・エンデ
ISBN:4001141272 / 発売日:2005-06-16
出版社.: 岩波書店

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