「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?」文字だから想像するほかはないけれど、苗場さんの口調は丁寧だったに違いない… | 本で出逢った感動の名言
本で出逢った名言・名セリフ
「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?」文字だから想像するほかはないけれど、苗場さんの口調は丁寧だったに違いない。「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?
終末のフール より
そのセリフに感銘を受けた理由
小説の中の話なのですが、この世界では数年後に地球に小惑星が衝突して滅びるということがわかっている世界のお話です。その中で必死に生きた人たちの物語になっています。
各章で主人公が変わるのですが、「鋼鉄のウール」の主人公は不器用なキックボクサーで地球が滅ぶと公表されて試合が開催されないどころか世界が荒廃していく中でもキックボクシングの練習を続けていくのです。そこで、滅びるとわかる前のインタビューでよくある質問、明日世界が滅ぶなら何をしますか?に対してすることは変わらないと答えます。「あなたの生き方はいつまで生きるつもりの生き方なんですか?」と答えるのです。
私はこの言葉を見た時に自分の中で価値観や世界が丸ごと変わったのを感じました。今の一瞬一瞬を全力で生きるなんてなかなかできるものじゃないけれども、自分の生き方はいつまで生きるつもりの生き方だったのだろうと思いました。それからは思い立ったら出来る限りは完遂するように心がけています。私の価値観を変えてくれた一言でした。
回答者:20代 男性
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