嘘や秘密というのは慣れやすい | 本で出逢った感動の名言
本で出逢った名言・名セリフ
嘘や秘密というのは慣れやすい
永遠の仔 より
そのセリフに感銘を受けた理由
主人公3人のなかのひとり、梁平の上司にあたる伊島という刑事が言った言葉です。嘘や秘密が必ずしもいけないわけではない、生きていれば、時にはそれしか方法が思いつかないことだってある、でも、ほんとうのことを言ったほうが楽な場合だって少なくないのだという、彼の考えに膝を打ちました。
わたしがこの物語に初めて出会ってから15年以上が過ぎました。気がつけば、当時の倍の年齢に差し掛かろうとしています。ほんとうのことをいったらうまくいかない、と感じることは幾度もありました。そのたびに、嘘や秘密に慣れていったのでしょう。自分の嘘、秘密、ほんとうの境界も曖昧です。けれど迷った時、ほんとうのことを話す、という選択肢を自分に提案するのもいいかもしれません。
回答者:20代 女性
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