悟りを開くとはどういうことか、それは思うようにはいかないことをわかること | 本で出逢った感動の名言

それでも脳は学習する
著者: 山田 規畝子
ISBN:406213859X / 発売日:2007-02-27
出版社.: 講談社

本で出逢った名言・名セリフ

悟りを開くとはどういうことか、それは思うようにはいかないことをわかること

それでも脳は学習する より

そのセリフに感銘を受けた理由

それでも脳は学習する、を書いた山田きくこさんは、高次脳機能障害です。初めて耳にしました。思考や記憶、注意など、人間にしか備わっていない次元の高い機能が、脳の損傷によって失われる障害だそうです。三度、脳出血によって生還し、その経緯が語られています。

山田さんは障害を持って息子さんと二人暮らしです。私も息子と二人です。母子家庭がどれほど大変なのかわかるのに、それも高次脳機能障害で生活している。山田さんの前向きな姿勢に感動しました。障害を持ってもあきらめず、そんなこともあるさ、と自分を認めている。凄い人物だと思いました。私なら悲観してそのまま一生を過ごしていたかもしれません。

息子さんの限りない愛情と支えによって障害と向き合い、お盆の時に来たお寺の住職さんに、悟りを開くとはどういうことか、と聞き、それは思うようにはいかないということをわかることだと言われたそうです。できるようでできないと感じました。この本を読んで山田さんに多くの勇気と希望をもらいました。

回答者:40代 女性

それでも脳は学習する
著者: 山田 規畝子
ISBN:406213859X / 発売日:2007-02-27
出版社.: 講談社

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