死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。 | 本で出逢った感動の名言
本で出逢った名言・名セリフ
死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。
ノルウェイの森 より
そのセリフに感銘を受けた理由
高校生の時にはじめてこの言葉を読んだときは、何も感じず、むしろその意味さえわからなかったと思います。けれども、大人になってこの「ノルウェイの森」を読み返したときに、死は生の対極としてではなく、その一部として存在している、ということの意味がストンと腑に落ちました。
それは、ある程度年齢を経て、死というものが子供の頃よりもぐっと身近になったことが大きいと思います。それなのに、やはり死というものは自分とは遠く、恐ろしいもののような気持ちがあります。そのような死に対するつかみどころのない考えをずばりと言い当てている言葉が、この言葉だと思いました。
年齢を経るごとにその意味がわかっていく、そして死に対しての無関心と恐ろしさを和らげてくれる素敵な言葉だと思います。
回答者:40代 女性
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