本書は、株式投資について書かれています。すでに株やっている方もいるでしょうが、株は下手をすると大損します。本書に書いてある内容は、説得力のあるもので、株式投資に有益に思えますが、絶対正しいとは言い切れないので、株に手を出すなら自己責任でお願いします。

本書の特徴

株式投資1年目の人が、全員損するとは思いませんが、痛い目に会う人は多いと思います。そこを「2年目ならなんとかしましょうよ」というのが本書の趣旨です。表紙に次のように書いてあります。

株初心者が利益を上げられる投資家になるための決定版！着実に株で稼ぎたい投資家のための必読書！

少々言い過ぎの感がありますが、本書を読んでもらえると確かに株に投資する際に必要な知識が列挙されています。

特に本書の特徴的なところは、1年12カ月、それぞれ月ごとの傾向を理解して、きっちり対策する方法が記述されている点にあります。それぞれの月ごとに傾向と対策、さらには優待銘柄まで記載されています。月ごとに分類されている株式投資の本は、初めて読みました。

株2年生が知るべきこと

本書で以下のように書かれています。

「なぜ、いつ、どれを、どこから、いくら、どうやって」投資すれば利益に繋がるのかをまとめて、「投資すればするほど利益が出せる状況」を作る必要がある。

Why,When,What,Where,How much,Howの6つが必要なスキルとされています。とは言っても、株式相場にはいくつかのパターンがあります。本書では、それらのパターンを踏まえて、6つをどのように使えば良いかを詳しく解説しています。

もっとも強力なパートナーは投資ノート

投資の記録をノート(Excelとかでも良いと思います)に記録しておくことが重要と書かれています。投資ノートを読み、反省することで、投資能力が上がるということです。株式投資を行っていて、投資の記録を振り返ってみることがない人は、ぜひ投資ノートを作って見ましょう。