現実と虚構のバランスの中で、新しい価値観に触れることができるからです | 読むと旅に出かけたくなる本

オーデュボンの祈り
著者: 伊坂 幸太郎
ISBN:4101250219 / 発売日:2003-11-28
出版社.: 新潮社

現実と虚構のバランスの中で、新しい価値観に触れることができるからです

オーデュボンの祈り より

私が旅に出たいと思ってしまう本はオーデュボンの祈りです。こちらは伊坂幸太郎作品の中でもデビュー作であり有名な本です。なぜ伊坂幸太郎作品のオーデュボンの祈りが旅に出たくなるのかと言うと、こちらの作品は現実離れしているようで現実離れしていない作品だからです。

主人公である伊藤を中心にある日突然世界は変わります。

伊藤は主人公であるにも関わらずコンビニ強盗をし、失敗します。そんな冴えなさそうな人物を主人公にしますが、その日から彼の世界は180度顔を変えます。

彼は遮断された離島で目を覚まし、そこで沢山の体験をします。そこには持ち得ない価値観に触れていきます。そしてその世界にはカカシが立っており、彼は彼自身のするべきことを見つけ沢山の価値観の中で善意とは何か読んでいる人はきっと分からなくなります。また、現実も虚構の素晴らしいバランスと、伊坂幸太郎の伏線回収が心を綺麗にしてくれます。きっとこの本を読めば今ある現実から飛び出して、新しい価値観に触れに行きたくなります。

回答者:20代 女性

オーデュボンの祈り
著者: 伊坂 幸太郎
ISBN:4101250219 / 発売日:2003-11-28
出版社.: 新潮社

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