イタリアに行ってみたくなる、淡々としたラブストーリー

冷静と情熱のあいだ より

本書「冷静と情熱のあいだ」にはRossoとBluがありますが、どちらも素敵です。Rossoは女の、Bluは男の視点でかかれた二部作になっています。ストーリーは恋愛が中心ですが、特にRossoは淡々としたイタリアでの生活が素敵なんです。仕事をしながらお酒と過ごす自分の時間。

もちろんイタリアでなくても出来ることですが、イタリアならでは時間の流れ方、風景や生活の描写がよく書かれているので、こちらも気持ちがゆったりとします。映画にもなっていて、私の好きな葉加瀬太郎さんがメインテーマソングを弾いています。物語をよみつつこの曲を聴くと、イタリアにトリップしてしまった気分です。

リラックスしたい時やちょっと切ない気持ちになりたい時、イタリアに旅行に行きたいなと思う時に読みたくなる本です。

回答者：40代 女性