立川の不良が、個性的な相方2人と共に、ベトナムの表も裏もガッツリ踏み込む! | 読むと旅に出かけたくなる本
立川の不良が、個性的な相方2人と共に、ベトナムの表も裏もガッツリ踏み込む!
ベトナム怪人紀行 より
ゲッツ板谷さんの怪人紀行シリーズの一作です。なお、表紙絵と挿絵は、板谷さんの学生時代からの悪友である、漫画家の西原理恵子さんです。「立川の不良デブ」を自認する板谷さんは、2人の相方を伴って、体当たりにも程がある旅を繰り広げます。
カメラマンのカモちゃんがいろいろキレて怒鳴る!地元在住コーディネーターの気弱な鈴木くんがとにかくビビる!あまりに個性豊かな三人が、犬は食うわオカマに告白されるわキャバレーでぼったくられるわの大騒ぎです。ベトナムの辛い歴史の一端にも踏み込み、枯葉剤の影響で苦しむ人々や、終戦後に苦労した兵士たちのインタビューも載せられています。
「オゴると言ってもベトナム人は、自分がオゴり返せないなら来ない。そんな義理堅い人が結構多い」そんな素敵な面がある人々が暮らすベトナム。その魅力が、明け透けなギャグに彩られつつ紹介された一冊です!
回答者:40代 男性
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