それは足というより、一つの奇跡だった。 | 本で出逢った感動の名言
本で出逢った名言・名セリフ
それは足というより、一つの奇跡だった。
アンジェリーナ 佐野元春と10の短編 より
そのセリフに感銘を受けた理由
物語の主人公は、ある日駅のベンチに置き去られていたトウシューズ(バレエ用の靴)を見つけます。靴の持ち主は”アンジェリーナ”、膝の病気の手術のために街を訪れたバレリーナでした。彼女は平凡な外見でありながら、人を惹きつける不思議な力を持っていました。それは彼女のバレエへの誠実な努力と愛情がもたらした美しさでした。
バレリーナの持つ、凛とした体の線の美しさ。その指の先にまで意思をみなぎらせ、たった数歩のあゆみに物語さえ感じさせる彼女が、主人公の前でトウシューズをはいてみせたときの、主人公の思いがつまった言葉が、今回の選んだものです。手術が成功するかはわからない。その足の美しさへの限りない尊敬や憧れとともに、悲しい儚さも思わせる言葉に心が引き付けられました。
回答者:20代 女性
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