逃げるのではなく、挑むのだ。大切なものを守るために。 | 本で出逢った感動の名言

花守の竜の叙情詩3
著者: 淡路 帆希
ISBN:4829135980 / 発売日:2010-12-18
出版社.: 富士見書房

本で出逢った名言・名セリフ

逃げるのではなく、挑むのだ。大切なものを守るために。

花守の竜の叙情詩3 より

そのセリフに感銘を受けた理由

これでシリーズ完結、という3巻目を象徴するような一文です。

それまで幾度となくすれ違い、背を向け、運命に抗いきれず(希望を残してあるとはいえ)諦め逃げ続けてきた主役たちが、傷付きながらも手を取り合ってまさに「挑む」。

掬い上げられなかった痛み、気付くことのできなかった絶望を乗り越えたからこそ提示され得る、読者としては「よくぞここまで」といった選択肢でした。

苦しい時間が続き、辛いことばかりが起こり、だからこそ対照的に輝く日常のささやかな幸せ……というものに深く感じ入りました。そして、大切なものをただ一方的に守った気になるのではなく、手に手を取り共に挑み、戦う姿。完結巻まで共に駆け抜けてきたからこそ胸に迫り、気高い覚悟に身が引き締まりました。

回答者:20代 女性

花守の竜の叙情詩3
著者: 淡路 帆希
ISBN:4829135980 / 発売日:2010-12-18
出版社.: 富士見書房

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