「努力のよろこび」というものがわかりだしたわ。一生懸命にやって勝つことのつぎにいいことは、一生懸命にやって落ちることなのよ| 本で出逢った感動の名言


本で出逢った名言・名セリフ

「努力のよろこび」というものがわかりだしたわ。一生懸命にやって勝つことのつぎにいいことは、一生懸命にやって落ちることなのよ。

赤毛のアン より

そのセリフに感銘を受けた理由

孤児院からマリラとマシューという優しい兄弟に引き取られ、美しい街グリンゲイブルスで育ったアンは、たまにやりすぎてしまうほどやんちゃで想像力豊かなアンが、大人になった35章での台詞です。

アンは試験の結果がまだ出ていないのに落ちたと思い込んでいる友達を励ましているのですが、一所懸命やったならそれでいいんだという励ましの裏に、自分も落ちているかもしれないという恐怖が垣間みれるのが私の好きな理由です。

少し、というかだいぶファンタジーで前向きなアンですが、35章にもなると落ち着き、大人になり、ぺらぺらしゃべらず、おしとやかになっていきます。試験の結果がでたときは一緒に喜んでしまう程、読めば読む程親心を湧かせてくれる、そんなアンの成長が見れる台詞です。

回答者:20代 女性


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