雨の日と月曜日には誰の心も暗くなるってね、歌にもある。 | 本で出逢った感動の名言

1973年のピンボール
著者: 村上 春樹
ISBN:4061860127 / 発売日:1985-09
出版社.: 講談社

本で出逢った名言・名セリフ

雨の日と月曜日には誰の心も暗くなるってね、歌にもある。

1973年のピンボール より

そのセリフに感銘を受けた理由

雨の日は何をするにもかったるいですよね。仕事やアルバイトや習い事、そして買い物に行くのもとてもおっくうで大変だし、一々傘をさしたり、雨ガッパ着ないといけないから色々と面倒くさいと思います。そりゃ、心も曇ったり雨模様になりますよ。

さらに月曜日は、週の幕開けで土日が休みの職場や学校(土半日も含む)だったら、また今日から疲れる大変な日々が始まり、確実に5日間は継続される。という辛い現実に引き戻される訳だから、そりゃ気持ちが重くなったり憂鬱になるのは当たり前だと思います。この小説台詞は、見事にそういった心理描写がなされている名文だと思います。誰の心も暗くなるっていうのは世の中の現在学校に通っていたり職場通いをしている殆どの人々が同じ考えだということなのでしょう。

歌にもあると言うのは、歌になるほど大勢の人々から共感を呼ぶ可能性だ大だからだと思います。まったく売れる見込みが無い歌の歌詞を考えるほど作詞家達も暇で経済的に余裕があるわけじゃないから、この台詞を歌詞に入れると大勢の人々から共感を呼んで多分作品が売れるに違いないと思って歌詞をつくるのだから、やっぱり世の中の多くの人がこれらの件に関しては同感だという証拠につながると思います。

回答者:50代 女性

1973年のピンボール
著者: 村上 春樹
ISBN:4061860127 / 発売日:1985-09
出版社.: 講談社

あわせて読みたい