中学生から高校生になる頃に読んだ岡野史佳さんのフルーツ果汁100％が今でも思い出に残る作品です。ちょうど作品中の舞台が高校の美術部という事もありリアルタイムでも同じような環境にあったことからか、かなり作品の世界に入って行って読んでいたことを記憶しています。

主人公の瀬川るりが美術部に入ることで出会った同級生の颯太くん、1年留年したなっちゃん、先輩のてんちゃん、かなこさんなどと繰り広げる恋愛や進路へ向けての悩みなど、高校生たちの純粋な気持ちがうまく描かれている漫画です。部長の天ちゃんに恋をして振られるるり。そのるりを無愛想ながらいつも見守っていた颯太くんとるりが徐々に距離感を縮め、最終的になっちゃんの後押しで付き合うことになる。

一見どこにでもある恋愛漫画ではありますが、岡野さんの画風と相まって独自の世界観をもつ漫画となっています。

回答者：40代 男性