【花ごよみ病院の人々】作者の愛本みずほさんが、実際に医療機関に取材を重ね、話を聞いて作られた作品 | おすすめ漫画感想

花ごよみ病院の人々 1
著者: 愛本 みずほ
ISBN:4063029360 / 発売日:1993-12
出版社.: 講談社

高校時代の友人から「絶対泣ける、面白い本だよ」と言われて借りたのがきっかけです。1993年に講談社から発売された漫画です。恐らく今は、中古本でしか手に入らないと思います。1冊の本の中で4つ程のお話が入っている、新人半人前看護婦の奮闘物語です。

無事看護師になったものの、なかなか採血の針を刺すことすらできない実花子。でも性格はとても明るく、元気と笑顔が取り柄です。先輩で医者の鳥海先生との初対面が最悪で、ケンカ仲間という設定も、面白いところです。医療ものということで、必ず「死」についてのお話が出てきます。実花子の同級生が、急性白血病でドナー待ち。1993年に書かれた漫画なので、その当時は骨髄合う人がいないと治らないと言われていた病気にかかってしまいます。

彼の死にショックを受ける実花子。それでも自分を信頼している患者さんのために、支えてくれる仲間と一緒に。また看護師として、働きます。この回が1番、号泣しました。分っていても、何度読んでも泣けます!2巻では、ケンカ仲間だったはずの鳥海先生が実花子の中で特別な存在に変わっていきます。

回答者:30代 女性

花ごよみ病院の人々 1
著者: 愛本 みずほ
ISBN:4063029360 / 発売日:1993-12
出版社.: 講談社

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