かつて野球が大好きだったけれど諦めてしまった少年が、ひょんなことから野球を再び始めていく話です。この漫画は主人公がふたりおり、ひとりは前述の野球を諦めてしまった少年で、もうひとりは希代のピッチャーとして高校野球での活躍を期待された同い年の子です。

しかし、こちらは交通事故で亡くなってしまい、偶然同じバスに乗り合わせていた主人公に取り憑いたという所から、話が始まります。死んだ少年は野球がしたい一方で、取り憑いた主人公の方は野球から離れており、高校も野球部のない高校に進学してしまいました。

野球部設立のために奔走しながら、主人公が少しずつもう一度野球をしたいと思うようになっていく過程が、短いながらも応援したくなる描写で描かれており、ぜひ読んでほしい一冊です。

回答者：20代 女性