日々感じる「怒り」を元に、よりよい社会を作る | [書評]旗を立てて生きる──「ハチロク世代」の働き方マニュフェスト
「旗を立てる」とは?
この本の著者、イケダハヤトは「プロブロガー」という肩書きで、フリーランスで働いています。
さて、本書の題名にある「旗を立てる」とはどういうことでしょうか。それは「問題意識を持って、その解決の為に行動する」ことです。
著者はブログを通じて問題意識とその解決の為の意見を発信しています。「問題意識」をどのように発見していけばよいのでしょうか。
問題意識の見つけ方
問題意識を持って、その解決の為に行動する。それが「旗を立てて生きる」方法だと著者は言っています。ではその行動の基になる「問題意識」はどう見つければ良いのでしょうか。
日々仕事をするなかで、街を歩いているなかで、友だちと会話をしているなかで、「怒り」に敏感になってみてください。そしてその怒りを、当事者ではなく、世の中の仕組みにぶつけてみてください。
日々の生活の中、必ず「これはおかしいな」と思うことがあると思います。例えば、テレビを見ているとき、電車に乗っているとき、ネットサーフィンをしているとき。
その時は「ちょっと変だなぁ」と思うくらいかもしれません。しかし、それが「問題意識」の芽であり、それを見逃してしまうかきちんと意識して蓄積できるかの差が大きいと著者は書いています。
その他にも「問題意識」を見つけるための様々な方法が紹介されています。
問題意識を見つけたら行動すること
そして、問題意識を見つけたら必ず「行動すること」。これが、自分なりの旗を立てて生きる方法です。
ぼくたちの手にはソーシャルネットワークという素晴らしい道具があります。フェイスブック、ツイッター、ブログ、ユーストリームなどなどのツールを使えば、世界中の共感者たちと、容易につながりを持つことができます。
昔と違って、今私たちが意見を発信する為のハードルはとても低くなっています。
そして、意見を発信をすることで、自然と仲間が集まり、仲間が集まったことで行動を起こすための足がかりを作ることができると著者は言います。
今、あなたは自分の仕事が「旗を立てている」と言う事ができるでしょうか。
今の仕事や生き方に疑問を持っている方は、本書を読み、旗を立てて生きる必要性と方法を学び、生き方の変革を行いましょう!