反動もここまでくれば前衛よ | 本で出逢った感動の名言
10代の頃、夢中になって読んだ、橋本治さんの桃尻娘シリーズの完結編でのセリフです。この本の主人公は醒井涼子さんですが、シリーズの主人公、榊原玲奈さんとふとしたことから再開し、二人の自己完結したかみ合わないやり取りの中から、勝手にお互い自己肯定していくシーンで出た、玲奈さんのセリフです。
女の友情はお互いを理解し合うのではなく、勝手に自己完結したやり取りの中で、いかに自己肯定出来るかが鍵になると思っていたのですが、それがこのシーンでは見事に描かれています。そして、出た言葉の衝撃といったらありません。
私と小説との関係も、自己完結していて、勝手に自己肯定出来るセリフを拾い集めているのだと思うのですが、そんな在り方さえもこの言葉で肯定されてしまいます。
回答者:40代 女性
本で出逢った名言・名セリフ
反動もここまでくれば前衛よ
雨の温州蜜柑姫 より
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