私の父が癌で亡くなったこともあり、医者の立場からみた物語は心をうち、この本のシリーズはどの話も好きでした。特にこの神様のカルテ2は、医療に携わっていない人も共感できる部分が多々あったように思います。私自身、この本を読んでいる時期、仕事に対する悩みがありこのままで良いのか、別の道に進むか迷っていたので、主人公が大学病院で働くか今の職場に留まるか、迷う気持ちはすごく共感できました。

自分の未熟さと向き合い、前に進もうとする主人公の姿に感動しました。そのなかで、良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬だ、という台詞を読んだ時、自分はこの言葉に共感できるほどの仕事をしてるのだろうか、と自問自答し、自分の仕事に対する姿勢を見直しました。それ以降、仕事やプライベートでも迷うことがあればあれば、この本を読みかえしています。この本のこの言葉は、私にとって前に迷ったときの道しるべです。

回答者：30代 女性

本で出逢った名言・名セリフ

良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬だ

神様のカルテ2 より