また明日ねっ! | 本で出逢った感動の名言


この台詞は序盤、というより物語が始まったばかりの主人公(高寿)とヒロイン(愛美)が出逢った日の別れ際の台詞です。この台詞に感動したのはこの著書を読み終えてすぐに読み返してみた時でした。高寿と愛美の一日は0時を境に逆に進むという物語の特性から高寿が彼女と出逢った日は愛美にとっては高寿との別れの日となります。

その背景からその日彼女の言った「また明日ねっ!」という台詞は切なさを押し殺し、明日を迎える彼の為を思った別れの言葉であると改めて読み返して理解して感動しました。その他の場面でも時々、彼女があまりにも涙脆くて不可解だった所なども彼にとっての「初めての」が全て彼女には「最後の」だったと考えると合点がいき切なくなりました。これから読む方、もう読んだ方も是非二回は読んで欲しいと思った作品です。

回答者:20代 男性

本で出逢った名言・名セリフ

また明日ねっ!

ぼくは明日、昨日のきみとデートする より


あわせて読みたい