私は以前から、人と比較したり羨んだりしては自己嫌悪、というのを繰り返しており、そんな考え方をどうにかしたい、とずっと考えてきました。今までも様々な自己啓発本を読んできましたが、この本が一番心にストンと落ち、とても分かりやすかったです。

著者は僧侶の方で、ブッダの考えを元に話が進んで行くのですが、宗教みは全くなく、むしろ現代にも活かせる考え方としてとても参考になりました。私の場合は全て『承認欲求を満たして安心したい』心から来ているとあり、まさにその通りだと思いました。

その考えは一種のクセのようなもので、今こういう気持ちなのだな、と理解し、まずは今やるべきことに集中する。評価は人の領域なので手放す、という話を読んで心がスッと軽くなりました。人の心は分かりはしないのだから、まずは自分のやるべきことをちゃんとやる、行動することで自分にも自信がついてきたような気がします。

とはいえ、長年培ってきた心のクセはひょんなところで出てきます。そんな時にはこの本が多いに役立ってくれると思います。

回答者：30代 女性

本で出逢った名言・名セリフ

『比較』が、承認欲に始まる妄想にすぎないとすれば、早めに足を洗うことが正解です。本当は、もっと他にやるべきことがあるからです。

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」 より