永遠の命がなくなっても、ぼくはペチカのことを忘れないよ。きっと、それだって永遠の命だよね | 本で出逢った感動の名言
妖精のフィツが、「裁きの日」に人間が滅びないように、虹を作ってみんなに見てもらい、憎しみを忘れてもらおうとするときに言ったセリフです。最初に読んだときは涙が止まりませんでした。
もともと永遠の命を持っている妖精は、人間界では死ぬこともありうるということでそれをかなり恐れていたフィツですが、主人公のペチカやそのほかの人、世界のいろいろな景色をなくしたくない、と思うことから、思い立ったことでした。
たとえ自分の永遠の命がなくなり、自分が死んだとしても、ペチカの存在を忘れずに死ぬことが永遠の命の一つであるということを思いつくことで、妖精であるフィツにも人間界にある「変化」があらわれたというのもこの物語の重要なポイントではないかと思いました。
回答者:30代 女性
本で出逢った名言・名セリフ
永遠の命がなくなっても、ぼくはペチカのことを忘れないよ。きっと、それだって永遠の命だよね
童話物語 より
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