「さよなら」の時刻表をつくろうかな、と思ってみる。あなたが今まで「さよなら」をしてきたのは、一日のうちのどの時間でしたか… | 本で出逢った感動の名言
恋愛辞典という本は、寺山修司の詩やエッセイをまとめた本です。この文はその中の、「さよならの言い方」の一部です。
この文の前に、朝、昼、夕方、夜の「さよなら」について考える文章があります。ロマンティックに、切なく、さよならについて、短文ながらもたっぷりと語られています。「さよなら」というたった一言の言葉が、こんなにもロマンチックなものだったのかと初めて考えました。
“あなたが今まで「さよなら」をしてきたのは、一日のうちのどの時間でしたか?すぐ思い出せますか?”という問いかけがなければ、いままでも、これからも、たった一言の「さよなら」について考えることは無かったでしょう。
どの時間のさよならも、それぞれドラマチックさ、ロマンチックさ、そして寂しさがあります。もう一度その人に会えるとしても、会えないとしても、その時最後に交わす言葉はきっと「さよなら」です。できるだけ素敵なさよならを毎回言いたいと思いました。
回答者:20代 女性
本で出逢った名言・名セリフ
「さよなら」の時刻表をつくろうかな、と思ってみる。あなたが今まで「さよなら」をしてきたのは、一日のうちのどの時間でしたか?すぐ思い出せますか?
恋愛辞典 より
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