父親は少年を祝福した。少年は父親の目の中に、自分も世界を旅したいという望みがあるのを見た。 | 本で出逢った感動の名言


自分が中学生くらいの時に読んだ時から好きな作品ですが、自分が大人になり、父親となる中で、自分自身の立場が変わっていく中で、この父親の立場にも共感を覚えるようになりました。

旅に出る少年の立場で色々なものに触れる少年の姿に共感を覚え、作品を読み進めていた自分が、色々な環境、立場の変化の中で物語の中では脇役の脇役である父親に共感を感じた事自体にも、新鮮な気持ちを感じると共に、そのような感情を抱かせる作品の奥行きの深さに感銘を覚えました。

趣味嗜好は年齢と共に変化し、当然、本のジャンルや作品についての好き嫌いも年齢と共に変化していきますが、この作品のように読み返す事で違う価値を発見出来る作品は貴重だと思います。この先、子供が大人になった時、孫ができた時にこの作品から何を感じる事が出来るかが楽しみです。

回答者:30代 男性

本で出逢った名言・名セリフ

父親は少年を祝福した。少年は父親の目の中に、自分も世界を旅したいという望みがあるのを見た。

アルケミスト 夢を旅した少年 より


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