小学校、中学校と六年間の義務教育で私たちは、先生の言う事をきき、周囲と同じように行動し、どのように動けば失敗しないのかを学ばされます。また、良い学校に進学し、良い会社に就職して安定した賃金を得ることが幸せで人生の目標であるといった価値観を形成されます。

現代の若者は安定した給料を求めて、また失敗を恐れて、人生で本当に達成したい夢と本音に蓋をして周囲と同じように生きることで安心感を得ているように感じます。喜多川泰さんの「上京物語」の中のこの一節は、人生において失敗を恐れずに自分の夢を追う事の重要さを認識させてくれました。

安定を求め、本音や夢をおさえがちな私たちへの強いメッセージであり、素敵な文章であると感じました。

回答者：20代 男性

本で出逢った名言・名セリフ

人生におけるただ一つの失敗は、やりたいことがたくさんあったにもかかわらず、結果を恐れて動けないまま、人生を終えることだよ。

上京物語 より