だってあたしさ、ぜんぜんこわくないんだ、そんなの。無視もスカート切りも、悪口も上履き隠しも、ほんと、ぜーんぜんこわくない… | 本で出逢った感動の名言

対岸の彼女
著者: 角田 光代
ISBN:4167672057 / 発売日:2007-10-10
出版社.: 文藝春秋

高校時代の葵がずっと放課後一緒にいた、ナナコの言ったセリフです。葵は中学の時にいじめられて、いじめが怖くて違う土地に引っ越し、高校生活をスタートするのですが、一匹オオカミのようなナナコに出会い、少しづつ心が解き放たれ、いじめが怖かったことをナナコに言ったときに、ナナコが葵に返してくれた言葉です。

いじめの中に大切なものはないと言ってくれた、その度胸と大きな器を感じる優しさ。もし私が葵だったら、涙が止まらないだろうと思いました。

いじめを受けたことがあると、怖くて人と混じり合うのは避けたいと思うと思うのですが、大切なものは他にあって、それは私たちの友情の中にあるんだよと言ってくれてる気がして、葵、良かったね、と思いました。

今、いじめを受けている人がいたら、そんな言葉をかけてあげる人がいたら、この世界は変わるかもと思いました。

回答者:30代 女性

本で出逢った名言・名セリフ

だってあたしさ、ぜんぜんこわくないんだ、そんなの。無視もスカート切りも、悪口も上履き隠しも、ほんと、ぜーんぜんこわくないの。そんなとこにあたしの大切なものはないし

対岸の彼女 より

対岸の彼女
著者: 角田 光代
ISBN:4167672057 / 発売日:2007-10-10
出版社.: 文藝春秋

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