「ちょっと人生の機微を味わってきました」 | 本で出逢った感動の名言
この本全体を通してのある種のテーマをついている言葉だなと感じました。阪急電車今津線の各駅を舞台にそれぞれ乗り合わせた乗客が少しづつ交わりながら、オムニバス形式で話が進んでいくんですが、それぞれがバラバラの事情を抱えて、バラバラの境遇にあるはずなのに、ここでやっと一つに結びついたなという気持ちのいいエンディングのような気分になれました。
物語を読んでいると、この人とこの人が出会うと面白いだろうなとか、こういう人が友達にいてほしいなとか想像しながら読むことができるんですが、このミサと翔子が再会するシーンで、その想像していたものが現実になってテンションが上がりました。
映画を見る前に本を読んでいたんですが、このシーンは削られることなくそのまま残っていたので、それも感動しました。
回答者:20代 女性
本で出逢った名言・名セリフ
「ちょっと人生の機微を味わってきました」
阪急電車 より
あわせて読みたい