このセリフを放ったのは、元彼女が自殺してしまったあと、月日が流れた後に彼が心の中で放った言葉です。彼女は、情熱的で夢も行動力もありました。しかし、努力不足、飽きっぽい性格でなかなか夢は叶わず思い半ばで命を絶ちました。

思いや願いが強ければ強いほど、なかなか実を結ばないと不安になります。なにをすればかもわからず、ただがむしゃらに夢に走り、戦い、そして消えてしまった彼女への思いがとても苦しくなります。頑張れば頑張るほど空回り、不安になり、その不安に自分を蝕まれてしまう。思いが大きければ大きいほど、焦りや不安に呑み込まれてしまいます。

願いが、思いが叶わなくても、なにもしなかったわけではなく、その過程で得たものを吸収して前に進んで生きて行く彼女が見たかった、支えになれなかった彼の思いがとても胸が痛くなります。

回答者：20代 女性

本で出逢った名言・名セリフ

死にたいのは不安だからだけど不安なのは願うからだろ 世界に 自分に 願う姿が大きく見えると 足がすくんで動けなくなったり 動いても 望みを持てなかったりするんだろ あんた死にたいんじゃなくて 願う姿で生きたかったんだろ 願いってかなわかなかったらダメなのか？

ヤサシイワタシ より